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地球一周は約4万キロ!走行距離は何キロですか?

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。

突然ですが、皆さんは愛車の走行距離が何kmか。正確に覚えているでしょうか。

 普段はそれほど意識しない走行距離ですが、実はクルマの今の状態やメンテナンスのタイミングなどを推測するうえで、とても役に立つ大切な目安の1つです。

 今回は、クルマが日々私たちの足がわりとして頑張っている「証」と言える走行距離とは何か、ちょっとだけ詳しくお話ししたいと思います。

 クルマの使用年数と平均年間走行距離

 この世の中に存在するクルマにはすべて、「オドメーター」と呼ばれる計器が付いており、それを見ればそのクルマが作られてから、現時点までに走ってきた距離の合計が一目でわかります。

 同じ自家用車でも、毎日の通勤・通学用やレジャー用など使い方によって変化しますが、H30年に「自動車検査登録情報協会」という団体が実施した調査によると、普通乗用車の一般的な使用年数は「13.24年」に達しているそうです。

 また、こちらも用途などで変わってきますが、ある損害保険会社が顧客を対象に毎年行っている実態調査によると、年間走行距離の平均は約6,000km単純計算すると通常の用途で使われているクルマは、その生涯で「8km」もの距離を走破する計算になります。ざっと「地球2周」です。思ったよりも走っているのだと実感できます。

 つまり、皆さんのクルマは地球をちょうど2周できるほどの距離を、時速数十キロの速さで人や荷物を乗せ走り抜けているわけですから、エンジンや足回りに故障やトラブルが起きてしまうのも当たり前です。

 ちなみに、構造的に単純でパワーも出ないため、普通車よりも軽自動車の方が実は「長持ち」、軽自動車協会が行った同様の調査によれば、その平均使用年数は「14.92年」となっており、普通車より1年半程度長く使用されていることがわかります。

 クルマ自体の耐久性は年々上がってきているが…。

 長らくクルマの寿命・耐用年数は「10年」と言われてきましたが、各団体が行った使用年数の調査結果でもわかる通り、自動車製造技術の進歩によってクルマの耐久性は向上し、現在では20年以上現役で活躍しているクルマも少なくありません。

 ただそれは、あくまでも平均値での話。使用状況が過酷な場合、例えば

  •  人や荷物をいつも大量に積んで走っている。
  • 上り坂・下り坂の多い道を走行する機会が多い。
  • 都心部などで信号停車と発進などをいつも繰り返す。

 など、エンジンや足回りにかかる負担が大きい状況で使用している時は、平均値よりグンと寿命が縮んでしまう可能性もあります。

 また、普段から短い距離しか乗らず走行距離が伸びないから大丈夫と思っている方も多いようですがそれは大きな勘違い。

 クルマはそもそも常に動いている(走行している)ことを前提に作られているため、動かな過ぎても各所に不具合が生じることがあり、特にバッテリーを始めとする電気系統に関してはその傾向が顕著です。

 こういった、使用者やクルマそれぞれによって異なる状況を客観的に見極めるとき利用されるのが走行距離で、プロである整備士は法定点検や車検の時の走行距離をベースとして、必要な整備や消耗品の交換をしたり、メンテナンスを勧めたりするわけです。

 クルマの寿命は定期的な点検と適切なメンテナンス次第で変化する

 クルマには、車検の点検項目に該当する箇所のほかにも、様々なパーツと消耗品が使われていますが、例えばエンジンオイルであれば35,000kmごと、タイヤであれば35kmごとという具合に、交換や整備の「目安」とされている走行距離があります。

 そして、点検・車検はもちろん、メンテナンスによってそれらを交換・整備した時は、次回交換・整備のタイミングを決める目安にするため、実施した日時と共にその時の走行距離を整備手帳や記録簿などに記載します。

 また、エンジンオイルのように頻繁なメンテナンスを必要とするものについては、これまた交換実施日と走行距離を記載したステッカーなどを車体に貼付けし、メンテナンスの漏れや重複が無いよう管理します。

 なぜそこまで徹底するのかと言えば、走行距離に応じたメンテナンスを適切に行うことで、そのクルマの寿命を長くすることができ、ひいてはお客様に安心と安全を提供することにつながるから。

 このように走行距離は、単にそのクルマが今まで走ってきた距離を示す数値ではなく、我々クルマのプロが仕事を進める際何度も参考にする、クルマにとって重要な「通知表」や「履歴書」のような存在なのです。

 そのため、誰にでも一目で確認できるようそれを示すオドメーターはスピードメーターなどと一緒に目立つ位置に設置されていますし、改ざんや巻き戻しなどができないよう、厳正に管理されているのです。

 まとめ

 いかがだったでしょうか、普段はあまり気にしないことも多い走行距離ですが、愛車を管理するうえでは非常に役に立っている重要な数値だということが、今回の話で良くお分かりいただけたと思います。

 愛車のメンテナンスをいつ行ったかを再確認し、次はいつごろ行うかを決める材料としてはもちろん、最終的に手放す際の目安としても役立つので、これを良い機会に一度自分のクルマの走行距離を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。