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エアコンを使用すると燃費が悪くなるの?暖房は?

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。
11月に入りずいぶん秋めいて…、というより秋を通り越して、朝晩はもう1枚上着が必要なほど、肌寒く感じる季節になりました。
こんな季節に大活躍するのが、室内を快適な温度に保つカーエアコンですが、使うと燃費悪くなると知っているため、少々寒くても我慢しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エアコンを使うとなぜ燃費性能が低下するのか、その理由を簡単に解説した後、これからの季節良く使うことになる、暖房と燃費との関係についてもお話ししておこうと思います。
エアコンを使うと燃費性能が落ちる理由
エアコンを使う、正確に言うなら室内にある「A/Cスイッチ」をONにすると、コンプレッサーと呼ばれるポンプのような装置が動き始め、内部に封入されているエアコンガスが循環し、エアコンが効き始めます。
このコンプレッサーを動かすには大きな力が必要で、バッテリーに溜まっている電力だけでは足りず、エンジンの回転力も利用するため負担がかかり、その分燃費が悪くなってしまう、というのが簡単な理屈です。
試しに、アイドリング中にA/Cスイッチを付けたり消したりしながら耳を澄ませてみてください、スイッチを入れたタイミングに合わせ、エンジン音が若干大きくなるのが良くわかるはずです。
ちなみに、クルマのエアコンをONにすると、平均で燃費性能が1割程度低下するそうですから、節約のためマメにOFFするという行動は、決して的外れではありません。
冬場に暖房を使っても基本的に燃費は落ちない!
ただ、前項で触れたのは夏場暑い時期に冷房機能を使う場合の話で、そもそも暖房機能を使いたいときはコンプレッサーを動かす必要がないため、燃費性能に与える影響はほぼありません。
なぜなら、クルマの暖房はエンジンで発生した熱によって暖められた、ラジエター(冷却水)にファンの風を当て、作った暖気を送り込むことで車内をあっためる、排熱を有効活用した「究極のエコ装置」だからです。
つまり、「寒いけど燃料代を節約したいから暖房をつけずに我慢しよう!」というのは、残念ながら大きな間違い、A/Cボタンをつけない限り設定温度を何℃にしても燃費はほとんど変化しないので、我慢せず暖房を効かせるようにしましょう。
なお、真冬の朝方などに暖房をつけてもすぐに温かくならないという経験をした方も多いと思いますが、それはクルマの暖房がエンジンの熱を利用している関係上、どうしてもタイムラグが発生するためです。
エアコンを使う時期に燃費を良くするコツ
暖房機能を使う時期に燃費を良くする方法はいたってシンプルで、つける必要がないA/Cスイッチを常にOFFにしておくこと、ただそれだけです。
しかし、暖房を効かせるほど寒い時期は車内と車外の温度差が大きく、窓がくもりやすくなってしまうため、それを除去する除湿機能が必要になる場合があります。
この除湿機能を効かせるには、A/CスイッチをONにしなければならないため、どうしても燃費が悪くなりますが、窓が曇ったまま運転するのは非常に危険なので、一旦節約は忘れ必要に応じて使うようにしましょう。
一方、真夏には40℃を軽く超える車内を快適に冷やす冷房機能を使いながら、燃費性能を良くするのは少々コツやテクニックが必要で、そのポイントは「一気に冷やしてマメにスイッチON・OFFを繰り返すこと」になります。
まず、窓を全開にして車内に溜まった熱気を外部へ逃がし、その後エアコンを「最強(設定温度最低、風力最大)」にして車内が十分に冷えたらエアコンをOFFにする、という作業を繰り返すのです。
こうすることで、コンプレッサーが動いている時間を短縮できるため、エンジンの負担が減る結果、燃費が悪くなるのを抑制することができます。
まとめ~冬場に燃費が悪くなる本当の理由と解決策~
最後に、ドンドン寒くなっていくこれからの時期にピッタリの、ライフハック的な話をしておきましょう。
毎年冬になると、「なんだか燃費が悪くなってきた気がするけど故障なの?」と、お客様から相談を受けることも増えてきますが、解説したように暖房を使いすぎが、燃費悪化の直接的な原因になることはあまりありません。
実は、気温が低くなると「空気の密度」が上がり、同じ量の空気中に含まれる酸素量が増えるのですが、エンジンは吸い込んだ酸素の量に比例して燃料を噴き出す仕組みになっているため、必然的にガソリンの消費量が増える(=燃費が悪化する)のです。
また、外気温が低くエンジンが温まるまで時間がかかりますが、最近のクルマは電子制御されているため、自動的にアイドリング時の回転数を高めそれを調整するため、夏場より余計に燃料を消費してしまいます。
いずれも気温が関係しているので仕方ありませんが、燃料を満タンにしない、余計な荷物は必ず降ろしておく、などクルマをできる限り軽く保つ工夫をすることで、落ちた燃費性能をカバー可能なので、是非一度試してみてください。
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