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タイヤの空気はだんだん自然に減るんです!

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。

私事で恐縮ですが、筆者の妻は非常に神経質な性格をしているためか、ガソリンスタンドで給油するとき必ずと言ってよいほど私に「タイヤの空気圧を点検して!」と命令(!?)します。

 直ちに命令に従って空気圧をチェックする訳ですが、給油のたびにとは言わないまでもマメにタイヤの空気圧は点検すべき、なぜならタイヤの空気は何もしていなくても、徐々に減ってしまうからです。

 今回は、なぜタイヤの空気が自然に抜けていくのか、そのわけを簡単に解説するとともに、長い間点検せず放置し空気が減ったまま走行を続けると、最悪の場合どうなってしまうのかについて、お話ししたいと思います。

 タイヤから自然に空気が減っていくわけ

 強度はかなり違うものの、同じゴム製品である「風船」を思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが、膨らませた直後の風船はパンパンで弾力もありますよね、でも時間がたつとだんだんしぼんできて、最後には空気が抜けきってシワシワになってしまいます。

 風船の中の空気は外の空気より圧力が高いため、常に外に出ようとする力が働いていますが、その力とゴムが縮む力が合わさることで、ゴムの膜にある分子レベルの小さな隙間から外へ空気が少しずつ漏れ出ていくのです。

 同じことがタイヤでも起きるので空気が自然に減っていくのですが、風船と違ってタイヤは厚手のゴムを何層にも重ね合わせて作られているため、減っていく空気の量は非常に少なく、パンクでもしていない限り完全に抜けきることはありません。

 とはいっても、1トン近い自身の重量と妻の体重(笑)を常に支えているため、1ヶ月で全体の5%の空気が減っていくと言われていますから、例えば2.0kg/cm²の空気圧が入ったタイヤであれば、1ヶ月後には1.9kg/cm²まで落ちるわけです。

 ただ、さっきも言いましたがタイヤはとても頑丈に作られているため、毎月同じ量の空気が減っていくわけではなく、2ヶ月目・3ヶ月目とだんだん減る空気の量は少なくなり、半年ほどたつと「はっきりした異常」がない限り、ほとんど減らなくなってきます。

 ですから最低でも半年に一度、マメにやるなら3ヶ月毎で十分なので、ガソリンスタンドに行ったときにでもタイヤの空気圧をチェックしておきましょう、そうすればパンクなどの「はっきりした異常」も早期発見できますから。

 もちろん、給油のたびに空気圧を点検することが悪いってわけじゃないけど、あれって見た目より腰にくるし冬場は手がかじかんでうまくいかず、時間が案外かかってしまったりするので、作業を担う世の旦那さんやガソリンスタンドのスタッフさんのことを考えると「お手柔らかにしてあげて…」と皆様にはお願いをしておきます。(+_+)

空気圧が不足したタイヤを使い続けるデメリット

神経質な私の妻はことあるごとに、「なんだか乗り心地が悪くなった気がするから空気圧チェックして!」と訴えますが、自然にタイヤから空気が抜けた程度では、乗り心地などに変化はなく、正直に言ってしまうとそれは彼女の「勘違い」です。

もし、わずか0,1kg/cm²空気圧が減った時の微妙な変化を感じ取れたとしたら、彼女は自動車メーカーのテストドライバーや、F1ドライバークラスの感覚を持ち合わせていることになります…、え?もしかしてそうなのかな?

冗談はともかく、普通の方が実感する空気圧がわずかに減っている時のデメリットとして真っ先に挙げられるのは、長期間で比較した時の燃費性能の低下でしょう。

空気圧が一定量以上減ると表面がたるみ道路と接している面積が増え、正しい空気圧で走っている時よりタイヤが受ける抵抗が大きくなり、エンジンへの負担が増してしまうため、燃費性能が落ちてしまうのです。

また、空気圧が減ってたるんでいるタイヤを使い続けると、タイヤの表面が偏って減ってしまう「偏摩耗」が起きてタイヤの寿命が短くなる可能性がありますし、ぬれた路面を走ったときブレーキ性能やハンドリング性能が落ちるハイドロブレ―ニングが起きてしまうことも。

何にしても、空気圧不足はタイヤにとって良いことが1つもないので、「神経質だ!」と言ってしまいましたが、給油のたびに空気圧をチェックさせる私の妻は「やっぱり正しい」のかもしれませんね。

適正な空気圧とチェックの仕方

タイヤの空気圧は、高すぎてもブレーキ性能が落ちたり、寿命が短くなったりするので良くありませんが、空気圧が低い時のデメリットの方が断然大きいので、「ちょっと高めかな?」ぐらいにしておくのがコツです。

車種(タイヤのサイズ)ごとの適正なタイヤ空気圧は、運転席のドアを開けたところに貼ってあるステッカーを見ればわかるので、自然に減っていく量を見越し、その数字の「10%増」程度に合わせるようにすればOKです。

ガソリンスタンドには、空気圧計付きのタンクが準備されていることも多いので、それを利用すればわざわざ空気入れを購入する必要はありませんし、使い方が分からないならそばをウロウロしているスタンドのスタッフさんにお願いすれば、笑顔でチェックしてくれるはずです。

タイヤは「走る・曲がる・止まる」の重要なパーツ

タイヤはドライバーと同乗者だけではなく、歩行者や周囲の交通の安全を左右する大切なパーツなので、私の妻ほど神経質になる必要はありませんが、日頃から気にかけていて損をすることは絶対にありません。

空気圧に変化がなくても、運転しているだけでは気が付かない些細な異常を見つけることもあるので、半年に一度と言わず時間がとれるようなら、給油ついでにでもタイヤの空気圧をチェックするようにしましょう。