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ブーツ劣化は早期発見・予防整備が大切!

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。ここ数年、90年代に一世を風靡した「アムラーファッション」のマストアイテムであるロングブーツが、再流行の兆しを見せているそうです。

実は皆さんの愛車も必ず、足元に「ブーツ」を履いてるって知っていました?もちろんオシャレのためではなく「安全に走行するため」に履いているので、もし破れていると車検不合格になってしまいます。

今回は、クルマが必ず履いている「ブーツ」とは何なのか、なぜ履いているのかなど、ブーツと呼ばれる部品の大切な役割について、お話ししたいと思います。

ブーツとは本来、足元を保護する履物です

私たちが履いているブーツとは、くるぶしやひざだけでなく、長いものは太ももまで覆うことができる靴の一種で、今ではもっぱら足元を飾る「オシャレアイテム」になっていますよね。でも本来は、乗馬や登山などといった過酷な条件で使った時に足首やひさなどを保護するため、ホコリや砂利といった異物が入らないように通常より長く、しかも丈夫で撥水性のある素材で作られている靴の総称。分かりやすいところで言うと、雨の日や農作業などでよく使うゴム製の長靴も、広い意味ではブーツの仲間です。

クルマの足回りには、人間で言う足首やひざなどの関節に当たるパーツとパーツを繋ぐ「連結部」があり、そこにはパーツ同士の動きを滑らかにするため、「グリス」と呼ばれる潤滑油がベッタリと塗り込まれています。ただ、ご存知の通りクルマは時速数十kmの速さで走っていますし、足回りは常に「むき出し」の状態ですから、たくさんグリスを塗り込んでいても風圧や衝撃で飛び散り、あっという間に連結部がカラカラに乾いてしまいます。そこで、ゴム製のブーツを連結部に履かせ、グリスが外に飛び散ってしまうのを防いでいるわけです。

さらに、グリスはねばねばしていますから、「むき出し」のままにしておくと高速走行で路面から巻き上がったほこりや砂利などの異物を、ドンドン連結部に巻き込んでしまいます。硬い異物を巻き込んだまま、連結部が高速で動いたらどうなってしまうか…、ちょっと想像しただけでもぞっとしますが、ブーツを履いていることで異物の混入を防ぐことができるのです。そんなブーツが破れていると、連結部のグリスは漏れ放題だし異物が入り込んで故障の原因になりかねない、という訳で車検のとき必ずブーツが破れていないか必ずチェックし、破れていたら交換しないと車検に合格しないのです。

クルマに装着されているブーツの種類

人間の足にいくつかの関節があるように、クルマの足回りにもブーツをはかせた方がいい連結部がいくつかあり、クルマのタイプによって違いはありますが、主だったものとしては以下の7つが挙げられます。

  1. ドライブシャフトブーツ
  2. ステアリングラックブーツ
  3. タイロッドエンドブーツ
  4. スタビリンクダストブーツ
  5. ロアアームボールジョイントブーツ
  6. ブレーキダストブーツ

それぞれ守っているパーツの役割や形状が違い、それに合わせて履いているブーツの大きさも異なりますが、どのブーツも基本的にゴム製でパーツと一緒に動けるよう、蛇腹状の形をしています。

そのため、どのブーツも素材・構造的な耐久性に大差はありませんが、ハンドル操作をするたびに伸び縮みを繰り返すドライブシャフトブーツとステアリングラックブーツは、他のブーツに比べて破れることが多かったのですが近年、材質がゴムから、硬い樹脂製のものに変わってからは破れることも少なくなりました。どちらかというとタイロットエンドブーツとロアボールジョイントブーツの破れている車が多くなっています。ちなみに、軽度なひび割れ程度で完全には破れていない、つまりグリスが外に漏れないまたは異物が入り込まない状態の場合は車検に合格します。しかし、一旦劣化したブーツが自然に治ることは絶対にありませんし、最悪破損するとより大きな故障に繋がってしまう可能性も高いので、ひび割れがひどい場合は予防整備として交換しておいた方が結果的に安くなることもあります。

おまけ!ドライブシャフトブーツを長持ちさせる秘訣

数ある車のブーツの中でも、特に寿命が短いとされているのはゴム製のドライブシャフトブーツで、車種や整備工場によっても変わってきますが、一般的に部品代と工賃で1ヶ所当たり1.5万円程度、両輪となれば3万円以上となかなか高額な費用がかかります。このブーツは、ハンドルの動きと合わせて伸び縮みしますが、左右どちらかにハンドルを切ったまま長時間固定(伸びたり縮んだりしたままに)していると、劣化スピードが早まって破れやすくなってしまいます。ちょっとしたことですが、駐車する時にハンドルを切ったままの状態にせず、必ずまっすぐに直すよう心がけるだけでも幾分寿命が長くなるので、交換費用を節約したいという方はぜひ試してみてください。

人と同じように早期発見と予防は大切!

私たち人間も、ひざ・腰・肩などの関節を痛めてしまうと思うように動けず、日常生活に支障が来しますが、それ以上にクルマは連結部が故障すると安全性が損なわれますし、それを修理するとなれば非常にたくさんのお金がかかってしまいます。ブーツの破れを発見した時点ですぐに交換すれば、連結部にまで至る故障を未然に防ぐこともできるので、車検はもちろん日頃のメンテナンスや定期点検などで破れや劣化を指摘されたときは、はやめに交換するようにしましょうね。

コバック草津店、コバック守山店、コバック今津店では、各種ブーツ点検もしっかり行っております。ブーツが破れている場合やひび割れがひどい場合は現車にて整備士立ち会いのもと確認いただいております。しっかり点検、しっかり説明、しっかり整備を心がけております。車検は是非コバック店で!