コバック草津店・守山店・今津店のスタッフと
「シャケンの品格」編集部より、
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スキャンツールってなんでしょう?その弐

コバック草津店よりお届けします。

そんなわけでスキャンツールってなんでしょう?のパート②です。

昨今の自動車はスキャンツールがないと自動車の修理どころか、通常の作業さえも出来ないという事はその壱でお伝えした通りですが、それだけではないんです。外板の修理、ボディの修理に関してもスキャンツールが必要です。

スキャンツールってなんでしょう?その壱

そんな訳ないだろうと諸先輩方に憤慨されそうですが、本当に必要なんです。

比較的新しい自動車には、自動ブレーキやレーンキープや自動追従走行の機能が付いているお車が多いのですが、その機能がきちんと動作するようにしておかないともしもの時に重大な事故に繋がりかねません。

なので、事故を起こしてバンパーなどをぶつけてしまった場合やフロントガラスが割れてしまい交換しなければならない場合などは、必ず自動ブレーキやレーンキープ、追従走行の機能が正常に動くかどうかを点検する必要があります。その際に必要なのがスキャンツールです。

自動ブレーキやレーンキープの機能が失われた状態でも、通常に自動車を動かせることは出来ますが、メーター内には異常を示す警告灯がたくさん点灯してしまいます。以前にもご説明しましたが、この警告灯が点灯している状態は実は保安基準不適合なんです。つまり、車検に通らない状態です。

警告灯が点いていても普通に運転できるんだから直さなくてもいいやー、という訳にはいかなくなっているんです。自動車は本当に複雑になってきましたね。

カメラとレーダーと赤外線の三つ

自動車が前方の自動車や障害物を認識するための方法は、カメラとレーダーと赤外線の三つがあります。さらにカメラの方式には単眼カメラと複眼カメラの2種類があり、このいずれかが装着されているか、または複合して装着されています。

複眼カメラ方式

スバルのアイサイトが有名ですね。フロントガラスの上部ルームミラーの両側のカメラは実際の映像を解析するので誤動作しにくい利点がありますが、逆光や雨天などに影響をうけやすい面があるという事です。

単眼カメラ方式

軽自動車をはじめ、輸入車国産車を問わずたくさんの自動車に採用されています。

複眼方式と同じく車や人や白線などを画像から判断するので、基本的に誤作動が少ないと言われていますが複眼方式よりも少し性能は劣るようですが、その分コストを下げることが出来ます。

レーダー(ミリ波レーダー)

天候に左右されにくく、赤外線に比べ遠くまで届くというメリットがありますが、レーダーを出す装置そのものが比較的大きいので、設置位置が限られるというデメリットがあります。赤外線に比べて製造コストがかかるのもデメリットといえます。

レーダーなので基本的に車や人などの判別はできません。

赤外線レーザーは比較的安価でコンパクトに作れるという事なので、軽自動車などはこちらの方法が多く採用されています。

ただ赤外線レーザーはミリ波レーダーと同じく、対象物が車なのか人間なのかの判別は難しく、距離もあまり届かないのと、天候にも左右されやすいのがデメリットです。

なので、カメラ等と複合的に採用されていることが多いデバイスです。

エーミング作業って!?

どのシステムも一長一短あるわけですが、いずれにしましても部品を取り外したり交換した場合などセンサーにずれが起こってしまう可能性のある場合は必ずエーミング作業(自動ブレーキなどのセンサーの校正作業)が必要となります。

このエーミング作業をする際にはスキャンツールだけではなく、センサーやカメラに認識させる「ターゲット」といわれるものを置いて校正作業をするのですが、その方法は各メーカーによって千差万別です。

ターゲットまでの直線距離が7メートル以上必要であったり、天候によっても左右されたり、水平器が必要であったりとハード面ソフト面ともにすこし難易度の高い作業となります。

「特定整備事業」の認定工場

このエーミング作業を行うことは「特定整備」に該当しまして、特定整備に必要な資格と専用の機械、定められた工場の広さなどの要件を満たしている工場でないと「特定整備事業」の認定を受けることが出来ず、特定整備に関する作業をすることができません。

少しややこしくなりますが、整備工場には「認証整備事業」「特定整備事業」の2種類がありまして、「認証整備事業」の工場では自動ブレーキの点検はできません。整備工場には工場の目立つところに必ず「特定整備事業」「認証整備事業」の看板が上がっていますので注意して見てみてください。特定整備業者であれば車に関するすべての整備に対応できますが、認証整備事業者では自動ブレーキに関することの作業はできませんが通常のブレーキ(メカニカルブレーキ)に関する作業や点検は可能です。何の看板も上がっていない整備工場は作業のできる範囲がかなり限られてしまい、自動ブレーキどころか通常のメカニカルブレーキの点検さえもできませんので、作業や点検を依頼する場合は注意が必要です。(看板が上がっていない工場なのにブレーキなどを取り外しての点検をすることは違法行為です。もしそういうところを発見して陸運局に通報したら感謝されますよ👆)

すこし話が逸れましたが、要するに、スキャンツールが無くては何の作業をする場合にも対応することが出来なくなってきている、という事は言えると思います。

正しい知識(当店の整備士全員が特定整備の試験に合格しています)ときちんとした整備工場用のスキャンツール、そして特定整備事業者である私共コバック草津店を、ぜひご利用くださいませ!!