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スタッドレスタイヤのレスって何なの?レス!?

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。

私たちが暮らしている滋賀県も、冷え込みが激しい真冬ともなれば雪が降り積もり、道路や電車などといった交通機関がマヒしてしまうこともあります。

そんな時装着していると安心なのが、「冬タイヤ」とも呼ばれるスタッドレスタイヤですが、どんな理屈でスリップなどを防いでくれているかよく知らないまま使っている、という方も多いはずです。

そこで今回は、スタッドレスタイヤとは何か、名前からわかるその構造と仕組み、夏タイヤとの違いや長持ちさせるコツなどについて解説します。

 スタッドレスタイヤとは~スタッドって何?~

 スタッドレスタイヤとは何かお伝えする前に、ちょっとだけ日本における「冬用タイヤ」の歴史についてお話しておきましょう。

実は、ひと昔前まで冬用タイヤ、つまり積雪したり凍結した道でも安定して走れる寒冷地用のタイヤとはスタッドレスタイヤではなく、タイヤのトレッド面に金属などで作られた滑り止めの鋲(ピン)を打ち込んだ「スパイクタイヤ」のことを指す言葉でした。

しかし、道路の舗装化が完了した頃から、スパイクタイヤのピンが削り取った道路から発生した粉塵が、環境や人体に悪影響を与えることが懸念され始め、特に仙台市ではスパイクタイヤによる粉塵が街中に舞い積もる「仙台砂漠」が社会問題になるほどでした。

こういった状況から、通産省(現在の経済産業省)の指導による出荷制限などを経て、19906月に「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」というちょっと長い名前の法律が国会で成立・施行されました。

この法律により、舗装されている道路上でのスパイクタイヤ使用が原則禁止(禁止規定は91年、罰則規定は92年に施行)となり、大手タイヤメーカーが揃ってスパイクタイヤの製造を中止するなど、国内においてスパイクタイヤはほとんど使用されなくなりました。

 スタッドレスタイヤの登場

 とはいえ、法律にお構いなく雪は積もるし道路は凍結しますよね、そこで急激に普及したのが、道路の表面を削る鋲(スタッド)が付いていない(レス)タイヤ、そう「スタッドレスタイヤ」という訳です。

でも、スタッドレスタイヤって雪や氷に食い込むピンが付いていないのに、どうして滑りにくく安定して走れるのか不思議じゃありませんか?

スタッドレスタイヤのトレッド面には、ノーマルタイヤよりも深い溝(スリット)が刻まれているのですが、この溝が路面に積もった雪を噛み込むことでできる「雪の柱」を利用することで、駆動力やグリップ力を高めているのです。

また、トレッド面にサイプと呼ばれる細かい切れ目を数多く刻んだり、サマータイヤより柔らかいコンパウンドを使うことで、積雪面や氷結面との密着度を上げたり、低温でも硬くならないゴムを使うことで、乗り心地や性能の悪化を抑制するなど、様々な工夫が施されています。

 スタッドレスタイヤを一年中使い続けてもいいの?

 しょっちゅう道路が凍結する寒冷地や豪雪地方では、まさしく「冬の必需品」と言えるスタッドレスタイヤですが、イチイチ夏タイヤに履き替えるのが面倒なので、一年中スタッドレスタイヤのままにしている、という方も少数ですがおられるようです。

先ほどお伝えしたとおり、スタッドレスタイヤと夏タイヤはその主な用途に応じて

  • 溝(スリット)の深さ
  • 細かい切れ目(サイプ)の多さ
  • ゴム・コンパウンドの柔らかさ

などが違いますが、それ以外の基本的な構造や素材は「ほとんど同じ」です。

そのため、スタッドレスタイヤでも夏場に走行できますし、基準以上溝が残っていれば車検も問題なく通過します。

 スタッドレスタイヤは冬専用!?

しかし、積雪面や凍結面でグリップ力を最大限に発揮するよう工夫されたタイヤであるため、ドライ・ウェット面では夏タイヤほどの性能を発揮できませんし、ゴムやコンパウンドが柔らかいため、高速走行時に若干クルマがふらつきやすくなります。

また、スタッドレスタイヤのゴムは-20℃でも柔らかさを保てる半面、温度が非常に高い路面における耐久度は低いため、真夏に使い続けていると摩耗や劣化が著しく進み、寿命が極端に短くなってしまいます。

このように、様々なデメリットがあるため、多少の手間とコストはかかってしまいますが、スタッドレスタイヤは積雪や凍結する時期が終わったらお役御免、できるだけ早めに夏タイヤに履き替えをおすすめしています。

 オールシーズンタイヤもある

 ちなみに、一部タイヤメーカーからは一年中使うことができるという「オールシーズンタイヤ」が販売されていますが、ドライ・ウェット面では夏タイヤより、積雪・凍結面ではスタッドレスより性能が劣ります。

 まとめ

 パッと見では全く同じように見えてしまうスタッドレスタイヤと夏タイヤですが、案外いろいろと違いがあるということがお分かりいただけたと思います。

 様々な工夫が施され、年々性能も上がっているスタッドレスタイヤですが、だからと言って雪道やアイスバーンで全くスリップしないという訳ではないので、悪条件の道路を走行するときは、細心の注意を払うことを忘れないようにしてください。

 車検のコバック草津店・車検のコバック守山店・車検のコバック今津店では、車検以外にもスタッドレスタイヤの販売や夏タイヤからの付替え作業もおこなっております。

タイヤ付替え作業のご予約・ご来店をお待ちいたしております。