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ヘッドライト光軸調整・サイドスリップ調整って?

こんにちは「シャケンの品格」編集部です。

車検の時に測定する項目で、「ヘッドライトの光軸」と「サイドスリップ」というものがあります。どちらにも車検合格の基準値があります。基準値を外れていると調整が必要なんです。

 それが「ヘッドライト光軸調整・サイドスリップ調整」で、私たちにとってはなじみ深い言葉ですが、皆さんの中には「なんだそれ?」と感じる方も多いはずです。

 今回は、ヘッドライト光軸調整・サイドスリップ調整とはそもそも何なのか、できるだけわかりやすく解説します。

 ヘッドライト光軸調整って何?

 暗い場所や夜間車で走る時頼りになるヘッドライト、でもそんなヘッドライトが必要な時に点灯しなかったり、点灯するにはするけど「あらぬ方向」を向いていて役に立たない、なんてことになると困りものですよね。

 そこで車検では、ヘッドライトがドライバーの操作通りに付いたり消えたりするかはもちろん、点灯した時の光の向き(=光軸)が適切かどうか、全てのクルマを対象に必ず行います。

 検査した結果、光軸がズレている時に正しい方向へ調整することを「光軸調整」と呼び、以前はハイビームで計測し照らしている方向があっていれば「合格」になっていましたが、19989月以降はロービームでの計測となり、基準もかなり厳しくなりました。

 光軸がズレてしまう原因は、事故などでヘッドライト付近に強い衝撃が加わった時や、ヘッドライトに使用するバルブやバーナーを交換した時ですが、とはいえパッと見で「明らかにズレているな。」とわかるほど大きく歪んでしまう訳ではありません。

 合っているかズレているか素人目で判別することは難しいですし、感覚がむちゃくちゃ鋭くてズレていることが分かっても、それを専用の計測器を使わず基準の位置に併せることなんて、正直に言えばプロでも「無理」って感じです。

 光軸調整の調整は重要で欠かすことができない車検項目なので、割り切ってプロにお任せするのが一番手っ取り早く確実だと思います。

 サイドスリップ調整って何?

 ちょっと想像してもらえばわかると思いますが、ハンドルをしっかりまっすぐに持って走っているのに、クルマがどんどん横へズレていくようだと、怖すぎて乗れたものじゃないですよね?

 そのため車検では、ハンドルをまっすぐ保持して直進した時、どの程度横にズレるかを測定し、1m走った時の「横ズレ幅」がわずか5mmを超えると、その時点で車検不合格になってしまいます。

 この「横ズレ幅」のことをサイドスリップ、そしてそれを車検合格範囲内に調整することを、「サイドスリップ調整」と呼びます。

 クルマのタイヤは、見た目まっすぐ取り付けられているはずなのになぜ横ズレするの?と思う方も多いでしょうが、実はクルマのタイヤは直進性を高めるため、上から見ると「ハの字」を書くように、内側へ向かってわずかに傾けて取り付けられているのです。

 スキーの初心者が練習する「ボーゲン」という滑り方がありますが、あれもスキー板を「ハの字」を書くように保つことで、雪の上を安定して滑ることができるわけです。

 ちなみに、タイヤが取り付けられているわずかな傾きのことを「トー(toe=つま先)の角度」という意味から「トー角」と呼び、一般的な車に採用されている「つま先が内側」に向くような取り付け方法を「トーイン」と言います。

 そのため、業者によってはサイドスリップ調整のことを「トーイン調整」と呼んでいるところもありますが、その意味ややっている作業はほとんど同じです。

 トーインにしろ、その逆で直進性能が下がる代わりにハンドリング性能が上がる「トーアウト」にしろ、つけられている角度はごくわずかで、段差を激しく乗り上げたり縁石にぶつかってしまうと、そのはずみでズレることがあります。

 なんらかの原因で角度が変わり、絶妙に保たれていた両輪のバランスが崩れると、直進時の横ズレ幅が大きくなってしまう、だから工具を使って元の角度に戻すという作業が必要になるわけです。

 ヘッドライト光軸調整と一緒で、専門の測定器具がないと横ズレ幅が上手く縮まったか全くわからないので、こちらもプロにお任せしたほうが無難です。

 なお、タイヤの溝が減っていたり空気圧が高すぎたりすると、グリップ力が落ちてサイドスリップが大きくなり、トー角はズレていないのに車検に通らなかったというケースもあります。

 ヘッドライト光軸・サイドスリップは車検測定項目

 ヘッドライト光軸調整もサイドスリップ調整も。クルマの安全性を確保するためには、決して欠かすことのできない重要な車検の点検項目です。

 私たちコバック草津店、守山店、今津店では、車検の際には調整費用はいただいておりません。経験豊かなプロの整備士が、専門の測定器と工具を駆使し、ヘッドライト光軸調整・サイドスリップ調整を万全に行っていますので、安心してお任せください。